ゆったり新聞を読む男のいる屋台は誰かの家の居間のようだった
宿泊しているホテルに向かってヤンゴンのチャイナタウンを歩いていた。チャイナタウンは賑わっている。大勢の人が路上で時を過ごしている。あちらこちらに屋台が出ていて、人びとがそこで寛いでいる。写真の屋台も歩いている途中で見かけたものだ。
まだ夕食には早い時間だったので、屋台の女性は暇そうだった。目下のところ何も注文を受けていないようで、幾つものお皿が重ねられたテーブルの横で所在なく立っている。テーブルの脇に置かれていた椅子の方に目を向けると、男の子と男がいた。男の子は友達とスマホで遊んでいて、男はゆったり新聞を読んでいた。周辺にはのんびりといた空気が漂っていた。
そんな屋台を眺めていると、なんだか地元の家庭の中をのぞき見しているような気分になってくる。お母さんは厨房に立って、子どもたちとお父さんが居間で寛いでいる。そんな絵が頭の中に浮かんだのだった。厨房に立つのが女性と決めつけると、フェミニストに怒られそうだけれど。
| 2019年5月 ミャンマー 人びと | |
| 椅子 食べ物の屋台 新聞 ヤンゴン |
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PHOTO DATA
No
10998
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年05月04日
更新日
2023年12月22日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
