明治神宮外苑の道はいちょう並木になっている。秋真っ盛りに訪れれば、黄色に色づいたいちょうの葉を目にできたのだろうけれど、もうとっくに冬に入っている。いちょうの葉はどこにも無かった。真っ黄色に染まった並木道を堪能できる時期はとっくに過ぎ去ってしまっていた。
来たるべく次の季節に向けて、いちょうの木の中では力を蓄えている時期なのだろうけれど、それを外から感じ取るのは難しい。並木道を歩く身にとっては真冬のいちょう並木は寒々しく感じさせる物以外の何物でもなかった。
100年前に植えられた銀杏の木々はもう立派な大木になっていて、その天辺は一直線に並んでいる。まるで、消失点へと誘っているかのようだ。そして、その先には地味に聖徳記念絵画館が待ち構えていた。
2005年2月 町角 東京 | |
並木道 銀杏 神宮外苑 木 |
No
24
撮影年月
2005年2月
投稿日
2005年02月17日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
神宮外苑 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V