日が暮れつつある町角に夜の帳の気配を感じた

家の壁
東京の品川で撮影
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かつての品川宿の辺りを歩いていると、ヒタヒタと夕暮れが近づいてきた。あちらこちらのが徐々に長くなってきている。そして長くなった影が家の壁に迫っていた。夜の帳が直ぐそこまで降りてきているのを感じた。

しかしながら文明の力というのは恐ろしいもので、日が沈んでも夜の帳が町全体を覆ってしまうことはない。町が暗闇に包まれてしまうことはないのだ。すぐ近くまで夜の帳が来ているのは感じられても、決してその姿を目にすることはない。都市伝説のようだ。東京の都心にいる限り「夜の帳」という言葉を体感することは難しい。

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2005年7月 建築 東京
品川

PHOTO DATA

No

119

撮影年月

2005年6月

投稿日

2005年07月17日

更新日

2021年06月21日

撮影場所

品川 / 東京

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

CANON EOS 1V

日本国内で撮影した写真とエッセイ

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