駅の近くには大きな切り通しがあった。崖のような壁に挟まれた底を道が走っている。僕は崖の上に立って下の往来を眺めていた。もし、ここで地上戦が行われたなら、この場所は待ち伏せには格好の地点だろう。道を行き来する自動車も通行人も隠れる場所が全く無く、無防備になってしまう。上から攻撃を仕掛けるのは容易そうだ。
そんな道をぼんやりと眺めていると、大きな壁に交通標識の影が落ちているのに気が付いた。そして、そのすぐ横を男が歩いていた。
2006年2月 町角 東京 | |
影 田端 交通標識 壁 |
No
344
撮影年月
2006年1月
投稿日
2006年02月28日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
田端 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V