JRの線路の下のある通路は薄暗かった。そこでは飲み屋がいくつか営業している。この雰囲気はサラリーマンが上司の悪口をネタにグダグダと管を巻くのにピッタリだ。夜になったら、大勢のサラリーマンで賑わうに違いない。酒を飲んだ代わりに吐き出した愚痴や悪口は、頭の上を走る電車のガタンゴトンの音にかき消され、残るはすっきりとしたほろ酔い気分だけになる。なんて健全なのだろう。
それはそうと、脇に立っている標識によると、ここの高さは2.1mらしい。背の高い人は圧迫感を感じるかもしれない。世界で最も平均身長の高いオランダ人の集団が来たら、中にはしゃがまないと通れない人もいるに違いない。
2015年7月 町角 東京 | |
通路 交通標識 有楽町 |
No
9351
撮影年月
2015年6月
投稿日
2015年07月09日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
有楽町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL