誰も歩いていなかった。道は寂しげだ。路面に描かれた矢印だけがそこにあって、真っ直ぐに進行方向に伸びている。まるで、そのまま進めと僕に言っているかのようだ。自信満々に伸びている矢印は、何事も恐れることなく、自信を持って進んでいくのだと僕に教えてくれている。
だから歩き続ける。先に何が待ち構えているかなんて分からなくても歩き続けるのだ。道の先に辿り着いた暁には、何か素敵なことが待っているということを信じて。
2007年2月 町角 台湾 | |
矢印 真っすぐ 台北 交通標識 |
No
730
撮影年月
2007年1月
投稿日
2007年02月12日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V