ひょいと町工場をのぞくと、ボール盤が置いてあった。奥には旋盤と思しき機械も見える。他にもいくつか機械が置いてある屋内は、いかにも町工場といった風情で、東京の大田区にある町工場本と言っても通用しそうな感じだ。機械に詳しくない僕には、ボール盤も旋盤もどちらも日本で目にするボール盤と旋盤と何ら変わらないように見える。特殊な最新機械でない限り、日本でもインドネシアでも使う機械にそれほど差はないのだろう。その結果、工場自体の雰囲気が日本の町工場に似ているのだ。
雰囲気が似ているもうひとつの要因は、働いている人の出立ちもが日本人とあまり変わらないことだ。ボール盤の横に立つ男は華僑系なのか、東アジア人のような顔立ちをしている。もっとも、いかにもインドネシアっぽい顔立ちであっても、昨今日本がインドネシアから受け入れをしている技能実習生は増加傾向にあるというから、日本のどこかにある町工場とさほど雰囲気は変わらなかったかもしれない。
2020年10月 インドネシア 人びと | |
工場 ジャカルタ 機械 |
No
11696
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年10月12日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF