タニンのミョーマ市場を思う存分歩き回ったので、郊外にある鉄道駅に向かうことにした。そこには8年前にも訪れたことがある。なかなか印象深い場所だったので、今回も訪れてみることにしたのだ。
市場を後にした僕は記憶を頼りに歩き出す。記憶によれば、駅はそれほど遠くはないはず。交通量の多い幹線道路を越えて、駅に続く道を進んでいく。道すがら、道路脇に小さな工場があった。あまりにも小さくて工場というよりもただの小屋と言ったほうがふさわしいかもしれない。働いているのも男ひとりだけだ。
屋根の下に小さなテーブルが置かれていて、眼鏡を掛けた男が裸足で仕事していた。テーブルの上にはコイルが巻かれたものが見える。男は機械か何かの部品を作っているようだ。でも、何を作っているのかは分からなかった。僕が目の前に立ち止まると男は仕事の手を止めて僕を見た。男の眼鏡はずり落ちていて、鼻眼鏡になっていた。
2019年5月 ミャンマー 人びと | |
工場 サッカーのユニフォーム 眼鏡 男性 裸足 タニン |
No
11028
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年05月27日
更新日
2023年12月14日
撮影場所
タニン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA