迪化街をウロウロしていた。通りにはびっしりとお店が並んでいる。そして、ドライフルーツやら漢方やら様々なものが売られていた。乾物を売る店では燕の巣も店頭に並べられている。燕の巣は広東料理の高級食材だ。中華文化圏では燕の巣は体にいいと信じられているらしい。でも、僕は食べたことはない。燕の巣というとスープしか思い浮かばないけれど、それ以外にも料理の種類があるのかどうかも分からない。ここで燕の巣を買う人たちはいったいどのような種類の人なのだろう。
道の真ん中に立ち止まって往来を眺めていると、向こうの方から男女がやって来るのが見えた。ふたりは同じように大きなペットボトルが入った箱を運んでいる。でも、台車のようなものがないのだろう、ふたりは地面の上に置いた箱を押しながら進んでいた。一所懸命に押しているふたりを眺めていると、なんだかある種の競技を観戦しているような気になってきた。箱押しレースだ。実際、男はがっしりとしていてアスリートのような体格をしていた。
2019年10月 人びと 台湾 | |
箱 容器 男性 台北 女性 |
No
11260
撮影年月
2019年7月
投稿日
2019年10月31日
更新日
2020年01月16日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85