境内にある能舞台では奉納の能が舞われていた。そして、まばらな観客が舞を眺めていた。僕もそのひとりだ。舞台の上では険しい顔付きの面をつけた男性が舞っている。手には弓を手にしていた。そして、その弓で他の登場人物を指していた。
どのような物語が進行しているのかは分からなかったけれど、男は頭にきて他人を叱責しているように見える。でも、怒っているのかどうかはよく分からない。何しろ付けているお面はおどろおどろしい。何をしても怒っているように見えてしまう。たとえ泣くような場面でも、泣いているようには見えないだろう。こういうのを見ていると、強面の人は損をしていることが多いのだと思ってしまう。
2007年7月 人びと 東京 | |
ダンス マスク・仮面 能 新宿 神社 |
No
963
撮影年月
2007年5月
投稿日
2007年07月08日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V