自分が幼い頃と変わってしまったものは幾つもあるけれど、挨拶に関する躾も変わってしまったものひとつのようだ。僕が子どもの頃は大きな声でハッキリと挨拶するのが完全無欠に良いこととされていたいけれど、今の子どもはそのように教育されていないらしい。知らない大人に挨拶されても、挨拶を返してはならないと教えられているのだそうだ。ちょっとびっくりだ。
最近は子どもに対する犯罪が多いからだろうか。子どもを犯罪から守るために、知らない大人が接してきても、その接点をぶった切りのが正しい対処法とされているのだ。僕が見聞きしたのは東京の話だけれど、そのような状況にあるのはここジャカルタでも同じなのかもしれない。
ジャカルタの町角で行き合った女の子に「ハロー」と声をかけたら、プイッと横を向いてそのまま走り去ってしまった。知らない大人に挨拶されても無視しなさいと言われているのか、不審な人間を見かけたら逃げなさいと言われているのか、それともその両方に違いない。
2021年3月 インドネシア 人びと | |
女の子 ジャカルタ ピアス 走る |
No
11841
撮影年月
2020年1月
投稿日
2021年03月10日
更新日
2023年08月27日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF