ボントックはフィリピン・ルソン島北部のマウンテン州の州都であるものの、小さな田舎町だ。目抜き通りを歩いても、商店などがポツポツと点在するだけでのどかな雰囲気が充満している。
そんな目抜き通りを歩いていると、道端に動物がいた。意外なことに、その動物は犬でも猫でもなく子豚だった。東南アジアで田舎町にいくと、養豚場でもない普通の民家で食用の豚を飼っているのは珍しくはない。
この子豚はどちらなのだろう。ペットなのだろうか。家畜なのだろうか。飼い主に聞いてみようとキョロキョロ周囲を見回しても、飼い主らしき人物は見当たらない。仕方なく僕はマジマジと豚を眺めた。そしてペットだろうという結論に達した。特にペットだと断言できる証拠を見つけたわけではない。紐が付いているし、行儀も良いし、何より可愛らしい子豚を食べるのは忍びない。ペットだと考えた方が心が乱されないからだった。
2009年1月 動物 フィリピン | |
ボントック ヒモ ペット 豚 |
No
2382
撮影年月
2008年9月
投稿日
2009年01月11日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ボントック / フィリピン
ジャンル
動物写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM