女の子は外国人を珍しく思ったのかじっと僕のカメラを見据えていた

金網の向こうに座る女の子
フィリピンのビガン郊外にあるバランガイ・カマンガアンで撮影
似たような写真

ビガンからちょっと足を伸ばしてバランガイ・カマンガアンという村へとやって来た。特に理由があったわけではない。なんとなくやって来ただけだ。この村はのどかで、目抜き通りを歩いてものんびりした雰囲気が漂っているばかりだった。

歩いていると脇に立つフェンスの向こうに女の子がいるのに気が付いた。女の子は僕に気が付くと、フェンスのところにやってきて腰を下ろした。そしてフェンスに手をかけて、栓抜きを手にしたまま、挑むような目つきで僕を見つめ始めたのだった。まるで見知らぬ外国人である僕のことを上から目線で見極めようとしているかのようだ。金網の向こうにいるので、僕は女の子の元に行くことはかなわない。安心して見知らぬ人に強気な態度を取っているのだろう。

ちなみにバランガイとはフィリピンで都市と町を構成する最小の地方自治単位で、村とか地区を意味するフィリピン語だ。つまり、この写真を撮ったバランガイ・カマンガアンはカマンガアン村という意味だ。

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ENGLISH
2008年12月 人びと フィリピン
女の子 鋭い視線 ビガン 金網

PHOTO DATA

No

2343

撮影年月

2008年9月

投稿日

2008年12月24日

更新日

2021年09月16日

撮影場所

ビガン / フィリピン

ジャンル

ポートレイト写真

カメラ

CANON EOS 1V

レンズ

EF85MM F1.2L II USM

日本国外で撮影した写真とエッセイ

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