すぐ近くにある繁華街の雰囲気とは対照的に、山手線の高架下は薄暗い。街灯も設けられているものの、通路の中を充分に照らすほどではなかった。光あるところに影あり。これは町の様相にも当てはまるのだろう。この通路は綺羅びやかな繁華街に対する影なのだ。
大勢の人がこの薄暗い通路を歩いている。通路の中ほどで立ち止まって眺めていると、右からも人がやって来るし、左からもやって来る。擦れ違う人びとは、決して声を交わすことはない。誰もがこの薄暗い通路を少しでも早く抜け出たいと思っているのか、皆早足だった。
2007年11月 町角 東京 | |
薄暗さ 人影 歩行者 有楽町 |
No
1213
撮影年月
2007年10月
投稿日
2007年11月19日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
有楽町 / 東京
ジャンル
夜間写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL