インド門から海沿いの道を歩き、半島の先端を目指す。やがて海に突き出た陸地の付け根にたどり着くと、そこがかつて訪れた小さな漁村の入り口だった。
海辺の道路から眺めると、波打ち際には無数の石が転がり、その間に小さなボートがいくつも陸揚げされていた。周囲には高層ビルもなく、近代的な開発の兆しも見えない。ムンバイという大都市が休みなく成長し続けている中、この場所だけはまるで時間が止まったかのようだった。
都市化や再開発の波が押し寄せてもおかしくないはずのこの場所が、今もなお当時と変わらぬ姿を保っていることに驚かされる。漁師たちは相変わらず漁に出て、ボートを引き揚げ、波の音とともに静かに生きているのだろう。ムンバイの喧騒を背に、この小さな漁村は今日も静かに海と向き合っているのだろう。
2025年2月 町角 インド | |
ビーチ ボート 波打ち際 ムンバイ 集落 |
No
12790
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年02月06日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF