海外を旅すると、日本と違うことに戸惑うこともしばしばある。例えば市内バス。日本だと降りる際には停車ボタンを押すのだけれど、国によってはそのようなボタンなどなく、屋根を叩いて運転手に知らせたり、屋根に這わせてある紐を引っ張って運転手の近くにある鈴を鳴らさなくてはならないこともある。また、日本では営業できないUberのような配車サービスを使える国もある。
サービスのあり方や仕組みは国によって異なるけれど、その一方で、どこの国でも同じ様に仕事をしている人たちもいる。荷物の配送なんてその適例だろう。どの国に行っても、配送の仕事に就いている人たちは、トラックに荷を載せて運んで、送り先で下している。ジャカルタの町角で見かけた人もそうだった。大きなトラックで荷を運んで来た男たちは、もう送り先に荷を届けたのだろう。ひとりの男はトラックの荷台に腰掛けて伝票らしきものを広げてチェックをしていた。
このような仕事を最近はエッセンシャルワーカーなんて呼ぶようだ。カタカナになるとよくわからないけれど、要は社会の維持に必要な肉体労働だ。このような仕事はAIが発達しても、そうそうなくならないだろう。もっとも、トラックの運転が完全自動化して荷降ろしまでも機械でできるようになったら分からないけれど。
2020年8月 インドネシア 人びと | |
箱 煙草 ジャカルタ 荷台 男性 トラック |
No
11634
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年08月11日
更新日
2023年09月01日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF