水仙宮市場(台南)
閑散とした市場も、こうして静けさの中で誰かの穏やかな笑顔に出会えるなら、それはそれで悪くないものだと思えてきた
通路の両脇に並ぶお店のシャッターはすべて閉ざされていて、屋根で覆われた通路には電灯もなく、薄暗さが支配していた
台南(台湾)
悠然と工場の奥に鎮座している神様だけが、僕の視線に気付いているように思えた
台湾でも花環を送る習慣があるけれど、日本と違って花環は葬儀にのみ使われるのが一般的だ
ビンロウを売るお店の中で若者がスマホを見ながらビンロウを作っていた
家と家の間に走る路地は、眺めただけでは通り抜けられるのかどうかは判然としない
媽祖樓天后宮(台南)
媽祖樓天后宮の屋根には神様だけでなく人間や動物もいて賑やかだった
青信号に変わると、バイクが一斉に動き出すという予測可能な流れに少し退屈さを覚えてしまった
人気のない寺院を前にして思うのは、祀られている神様もきっと暇を持て余しているだろうということだった
神農街(台南)
神農老街は台南観光の目玉のひとつだけれど、それほど特別感はなかった
スクーターは何事もなかったかのように一瞬で走り去っていき、また静けさだけが残った
テーブルに頬杖をついていた女性の目はしっかりと閉じられていて、どこか物憂げな表情が印象的だった
台南の通りに出ている看板にはアルファベットなどの外来語の装飾はほとんど見当たらなかった
映画館に掲げられる看板は、単なる広告ではなく、一つの時代の記憶として刻まれていくように思えた
台湾では跪いてお参りするのが一般的なため、祭壇の前にクッションが用意してある
台南の路地で出会う寺院——静かに祈る人びとの姿
どこかで家を持たずに生きるとしたら、やはり南国のほうがいいのかもしれない
崇義黃昏市場(台南)
バイクに乗った男のシルエット
かぼすをギュッと搾る男
崇徳市場(台南)
行儀よく飼い主が戻ってくるのをバイクで待っていた犬はとても楽しそうだった
スクーターに乗った幼い女の子
蛤を売る女性
市場の一角で新聞を読むおじさん
大根餅を焼く女
オーブンの前に立つ男
山盛りのミンチ肉
働く女性の横顔
ニラとモヤシ
捌く女
紫色の手袋をした魚屋
崇徳市場で海老と唐辛子を炒めたお惣菜が売られていた
テーブルに着いた人びと
並べられた魚たち
手羽先を切る若者
丸い俎板の上で魚が次々とさばかれていた
通りを挟んで建つアパート
東区(台南)
僕と同じように道を歩いている人は少なく、バイクや自動車で移動する人が多いようだ
台南の東区(台南)
跨線橋の下の道
人気の惣菜屋
ヘルメットをかぶった女性も夕食を買いに屋台へ来ていた
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