写真の建物はカトマンズにあるクマリの館だ。クマリとは生きた女神のこと。ネパールの守護神である女神タレジュやアルナプルナの生まれ変わりとされ、選ばれた満月生まれの仏教徒の少女が初潮を迎えるまで(この辺りには諸説あり)、神様として役割を果たすという風習がある。そのためネパールでは、ここカトマンズ以外にもこのような現人神が存在していて、この建物はその現人神が住む館なのだ。
ふとクマリの館の上層を見ると。ここにもドバジャと呼ばれる神が降臨する道筋を示すシンボルがぶら下がっていた。その横の窓から女性が外の様子をうかがっている。一瞬クマリがの外を眺めているのかと思ったけれどそうではないだろう。年齢から判断するに、クマリではなさそうだ。
2013年2月 建築 ネパール | |
装飾 カトマンズ 窓 |
No
7214
撮影年月
2009年6月
投稿日
2013年02月02日
更新日
2024年01月08日
撮影場所
カトマンズ / ネパール
ジャンル
建築写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM