新宿イーストサイドスクエアには大きな会社がオフィスを構えていたりして、無機質なオフィス空間なのかと思いきや、その回遊空間は小気味よい。サンクンガーデンも設けられているし、緑も多い。オフィスに用が無くとも、回遊空間を散策するだけで楽しいのだ。ここには週末しかやって来たことはないけれど、平日に訪れたらさぞかし賑やかなのだろう。
オフィスと商業施設が一緒になっていて回遊できるようになっている施設は都内に他にあるけれど、ここの回遊空間は歩いていて一味違う印象を受ける。その原因は極力曲線が使われているためではなかろうか。
ビル自体は直線的に建てられているものの、回遊空間には曲線が溢れている。歩行者の導線も、吹き抜けも、サンクンガーデンにある池も、階段も曲線で構成されている。あちらこちらに作られている曲線が全体として回遊空間を小気味良くしていると思うのだ。
その曲線、曲線、曲線で構成された空間を抜けて、施設の外へ繋がるトンネルへと来ると、ここは一転、直線だけで構成されていた。曲線で構成するのに最後の最後で疲れ果ててしまったかのようだった。
2021年6月 町角 東京 | |
バック・ショット 歩行者 新宿 トンネル |
No
11952
撮影年月
2020年12月
投稿日
2021年06月29日
更新日
2023年08月21日
撮影場所
新宿イーストサイドスクエア / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85