小さな境内の片隅に石像が並んでいた。写真のその中のひとつだ。どうやら仏教の守護神である摩利支天のようだ。陽炎を神格化したもので、武士の間に摩利支天信仰があったらしい。冷静になって考えるとここは神社の境内なのだけれど、それはこの際どうでもいいことなのだろう。
この摩利支天像は三面六臂だった。それに太い眉毛をしている。眉毛の形が個性的なので、顔立ちもどことなくコミカルになっている。現代のアニメに登場するキャラクターのようだ。漫画の精神は昔からあったのかもしれない。
2006年9月 神奈川 静物 | |
神 鎌倉 神社 像 |
No
542
撮影年月
2006年7月
投稿日
2006年09月14日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
鎌倉 / 神奈川
ジャンル
静物写真
カメラ
CANON EOS 1V