通路の脇に老婆がしゃがんでいた。木製のふるいを手にした老婆が市場の一角で米を選っていたのだった。老婆は黙々と作業を続けている。シャカシャカというふるいを振る音だけが耳に入ってきている。老婆が選っているお米は細長かった。日本で一般的なジャポニカ米ではなくて、インディカ米だった。
インドでも日本と同じようにお米は主食だ。ナンばかりを食べていると思っている人もいるかもしれないけれど、ナンは窯で作るものだから家庭ではあまり作られない。家庭ではチャパティかお米でカレーを食べることが多い。ちなみに、この国のお米の生産量は中国に次いで世界第2位を誇っているのだ。
余談だけど、女性は黒いビンディを付けているので、未亡人と思われる。
2011年12月 インド 人びと | |
ベルハンポル 市場 老婆 お米 |
No
5981
撮影年月
2011年7月
投稿日
2011年12月11日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ベルハンポル / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM