通りかかった食堂の前に大きな瓶のような鍋が置かれていた。中には炊きたてのご飯が入っている。ここはインドのコルカタなのでお米はもちろんバスマティ・ライスだ。この食堂はビリヤニを出すようで、この御飯はそのビリヤニ用だ。
ビリヤニとはインド亜大陸のムスリムに起源を持つとされる混ぜご飯料理。スパイスとバスマティ・ライス、肉、魚、卵や野菜などを混ぜ合わせて作られる。大抵の場合、ビリヤニは具材が炊きあがったご飯の上に保存されていることが多いけれど、ここのビリヤニはシンプルなようだ。鍋の中に具材は見当たらなかった。
鍋のところに口髭を生やした男が立っていて、持っていた皿を使って中のご飯をかき混ぜていた。出来たてホヤホヤのご飯はホカホカで、周囲に食欲をそそる美味しそうな匂いを垂れ流していた。
2011年10月 インド 人びと | |
ビリヤニ 食べ物 瓶 コルカタ レストラン お米 |
No
5790
撮影年月
2011年6月
投稿日
2011年10月10日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM