キャメロンハイランドにあるスンガイ・パラス茶園(BOHというマレーシア最大の紅茶メーカーの茶園のひとつ)の展望台から外に出て、どこまでも続いているように見える茶畑の中へと入っていった。茶畑を眺めていると広々とした畑の中のところどころに茶葉を摘んでいる人が見えて、もっと近くで仕事ぶりを見てみたかったのだ。
遠くから見ると、どこに人がいるのかは一目瞭然だったけれど、近くに寄るとどこに人がいるのか分かりづらい。たどり着くのに試行錯誤してしまった。それでも、なんとか茶葉を摘んでいた男のところへと行き着いてカメラを構えたのだった。
口髭を蓄えた男は摘んだ茶葉を大きな袋に詰めていた。袋の中には茶葉が沢山入っているのが見えた。斜面に作られた茶畑は広い。見渡す限り続いている。こんな広大な茶畑にある茶葉を全て手作業で集めるなんて気が遠くなるような労働だ。でも、そう思うのは僕だけなのかもしれない。男の顔には先が思いやられると感じているような雰囲気は微塵もなかった。
2009年3月 マレーシア 人びと | |
キャメロンハイランド 労働者 茶葉 茶園 |
No
2585
撮影年月
2008年12月
投稿日
2009年03月12日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
キャメロンハイランド / マレーシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM