写真は常滑にある土管坂だ。狭い坂の両脇が常滑焼で埋め尽くされていた。常滑は古くから窯業な盛んな場所だったからこのような坂が造られているのだろう。
ずらっと並んだ常滑焼の土管を見ていると、なんだか蛸の吸盤のように見えてくる。通り抜けるときには、吸い付かれてしまうのではないかと心配になるくらいだ。もちろん吸い付かれることなんてない。
でも、疑り深い僕は思う。吸い付かれなかったのは、ただ単に常滑焼の姿に化けた蛸が僕の容姿を気に入らなかったからかもしれない、と。不細工な外見も役に立つ時があるのだ。
2005年8月 愛知 静物 | |
窯元 坂道 常滑 |
No
161
撮影年月
2005年8月
投稿日
2005年08月30日
更新日
2024年01月08日
撮影場所
常滑 / 愛知
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V