お店の軒先には幾つもの風鈴がぶら下がっていた。ここ常滑はその名の通り常滑焼の町だ。もちろん風鈴も常滑焼で造られている。常滑焼で作られた風鈴がどのような音を発するのか気になるとことだけれど、残念なことにこの日は風がなかった。風鈴もただただぶら下がっているばかりで、音色を聞くどころかぴくりとも動いてはくれない。
どんな音色なのか知りたくて風が吹くのを待っているのだけれど、風も吹いてくれない。無風だ。そんな僕の気持ちを知ってか知らずか、見れば見るほど風鈴も意固地になって動かないように見えてくる。なんだか風鈴たちと根比べをしているような気分になってきた。
2005年9月 愛知 静物 | |
常滑 風鈴 |
No
165
撮影年月
2005年8月
投稿日
2005年09月03日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
常滑 / 愛知
ジャンル
静物写真
カメラ
CANON EOS 1V