道の先にボロボロの塔が見えてきた。ラワグに建つ聖ウィリアム大聖堂の鐘楼だ。スペイン統治時代から栄えたラワグの町には、当時に建てられた古い建造物が多く残っていて、今では観光名所になっていたりする。聖ウィリアム大聖堂もそのような建築のひとつだ。
鐘楼の外壁はボロボロで、今にも崩れてしまいそう。それでも、この鐘楼は今までに幾つもの地震を耐えてきたしぶとさを持っている。外壁がボロボロなのは、逆に地震に耐えてきたことの証なのかも知れない。その一方塔自体は地震にも耐えられたのに対し、土台はそれほど強靭ではないようだ。塔の重量に耐えられず、ゆっくりとこの鐘楼は沈んでいっているのだという。
2008年12月 建築 フィリピン | |
教会 十字架 ラワグ 塔 |
No
2352
撮影年月
2008年9月
投稿日
2008年12月28日
更新日
2023年08月19日
撮影場所
ラワグ / フィリピン
ジャンル
建築写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM