この遺跡はこの国で一番有名な場所に違いない。そして、エルサレムの旧市街をイスラエルに占拠されている今となっては一番の観光名所でもあるだろう。ここには観光産業というものが育ちつつある。ホテルが建ち、レストランがオープンし、お土産を売る人たちがいる。大昔の人たちが建造したものが、現代の人の生計を支えているのだった。
遺跡では大勢の地元の人が働いている。写真の男の子もそのひとりだ。観光客に小さな土産物を売り歩いているのだった。僕が近づこうとすると、男の子はこちらの様子を窺っている。僕が土産物を買うかどうかを品定めしているかのようだった。その顔は険しく、一端の商売人の顔だった。
2006年1月 ヨルダン 人びと | |
男の子 ペトラ 遺跡 世界遺産 |
No
289
撮影年月
2001年2月
投稿日
2006年01月04日
更新日
2024年01月08日
撮影場所
ペトラ / ヨルダン
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS KISS