驢馬とエド・ディル

ペトラの驢馬とエド・ディル
ヨルダンのペトラで撮影 オザワテツ

驢馬が木にかぶりついていた

エド・ディルへの道は長く険しかった。細い山道を登っていかなければならないのだ。それでも、息を切らせながら頂上に辿り着くと、そこまでに至る苦労は吹っ飛んでしまう。エド・ディルを目の当たりにすれば、少々の登道など大したことないと思ってしまう。でも、いくら素目の前に聳える建造物が晴らしくとも、早くなった鼓動を沈めてはくれない。しばらくの間、僕はハアハアしながら眺めることになった。そんな僕の目の前で、1頭の驢馬が木を夢中で齧っている。疲れきった僕の存在など、どこ吹く風といった感じだ。木には食べられるものが何もないように見えたけれど、驢馬は一心不乱に噛んでいる。

背後に見えるエド・ディルはナバテア人によって紀元1世紀に造られたもの。別名修道院と呼ばれるが、修道院だったこと訳ではなく、形からそう呼ばれるだけだそうだ。

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ヨルダンのペトラってどこ?

PHOTO DATA

No

287

撮影年月

2001年2月

投稿日

2006年01月02日

撮影場所

ペトラ / ヨルダン

ジャンル

動物写真

カメラ

CANON EOS KISS