大きな帽子を被った若い女性が道端で寛いでいた。ひとりで腰を下ろして煙草を吸っていたのだった。カメラを向けると口元に笑みを浮かべてくれた。格好いいこの女性は、いかつい出で立ちとは裏腹にフレンドリーでもあった。
よくよく見てみると、女性の口からは小さな矢印が出ている。見れば見るほど、その矢印が気になって仕方が無い。でも、この女性は何もそれについては教えてはくれない。ただただ微笑みを浮かべるだけだった。なんだか、この女性の闇を垣間見たような気がしてしまって、落ち着かない。
2007年6月 人びと 東京 | |
矢印 煙草 原宿 若い女性 |
No
943
撮影年月
2007年4月
投稿日
2007年06月18日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
原宿 / 東京
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V