ヤンゴンでリーバイスの帽子を被った青年と行き会った。外見からするとインド系のようだ。ミャンマーは1937年までイギリス領インド帝国の一部だったので、インド系と思しき人を見かけるのは珍しいことではない。
写真を見れば分かるけれど、驚くべきポイントはそこではない。顔に塗られている白いものの方がずっと強烈だ。この白いものは日焼け止めに塗られているタナカと呼ばれるもので、この国では顔に塗って外を出歩いている人は大勢いる。大人もタナカを塗っているし、子どもタナカを塗っている。この青年はそのようなひとりだ。この青年はまるで落書きするかのように雑に顔に塗っていた。
この調子で町中を歩いていると日焼けの後がまだら模様になってしまうのではないかと心配になるけれど、青年はそれを気にしている素振りはない。もうすでに漆黒の肌色をしているから関係ないのかも知れない。
2014年12月 ミャンマー 人びと | |
帽子 顔 タナカ ヤンゴン 青年 |
No
8941
撮影年月
2010年2月
投稿日
2014年12月07日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM