ヤンゴンを走る環状線の扉は閉まらない。たとえ列車が走っている最中であっても、閉じることはないのだ。エアコンがないため、窓と乗降口から入ってくる風が天然のエアコンになっている。
列車が駅から出発すると、僕と同じ車両の乗降口にいた男が歯を見せて笑った。天然のエアコンが起動したのだ。扉のない乗降口の近くには、大勢の人が立って風を感じながら列車に乗っていた。冷房なんてないから、乗降口の近くに立っているのがもっとも涼しい列車の乗り方なのかもしれない。
2012年8月 ミャンマー 人びと | |
帽子 にこやかな笑顔 プラットホーム 歯 列車 ヤンゴン 青年 |
No
6758
撮影年月
2010年3月
投稿日
2012年08月30日
更新日
2024年09月10日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR DIGITAL