パシュパティナート寺院で葬儀が行われていた。誰の葬儀だかは分からない。けれど多くの人が集っているところを見ると有名人の葬儀のようだった。
ネパールでは日本と同じように火葬が一般的なのだが、違うのは火葬される前に川の水で清められる点。この有名人らしき遺体が収められた棺も、境内の脇を流れるバグマティ川の水辺へと運ばれてくると、棺の蓋を開けて水で清められていた。周りに集まってきた人びとが最後の別れを偲んで中を覗いている。
もの哀しいの空気が漂う中で、ちょっと違和感を感じるのは参列者に混じってテレビクルーの姿もあること。テレビカメラを抱えた人は棺の近くに寄ると遺体を撮影し始めているのだ。日本ではあまり考えられないが、遺体そのものを映しているようだ。咎める人が誰もいないから、ここではこれが普通なのかもしれない。夜のニュースにでも使うのだろうか。
2013年9月 ネパール 人びと | |
葬儀 パシュパティナート 河川 撮影 寺院 |
No
7904
撮影年月
2009年7月
投稿日
2013年09月20日
更新日
2024年01月08日
撮影場所
カトマンズ / ネパール
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM