パシュパティナート寺院の横を流れるバグマティ川の水辺に多くの人が集まっていた。人だかりの中央には棺があった。葬儀が行われていたのだ。寺院の中から運ばれてきた棺の蓋は開けられて、遺体を聖なる川の水で清めていた。
清められた遺体は、この後川辺に置かれ、薪の火で焼かれることになる。墓を作る習慣のないヒンドゥー教徒は、遺体を燃やした後は灰を聖なる川に流して終わり。あっという間に生きていた痕跡がこの世からなくなってしまう。でも、この世に未練があるかのように薪では人の体はなかなか燃えないのだった。
2010年2月 ネパール 人びと | |
人集り 葬儀 ヒンドゥー教 パシュパティナート 河川 |
No
3666
撮影年月
2009年7月
投稿日
2010年02月06日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
カトマンズ / ネパール
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM