歩いていると、とある家の前に石膏の男の子が立っているのを見つけた。指を立てて口に当てている。そして、一輪の薔薇が男の子の像の前で咲いていた。男の子はまるで、僕に花を見るときには静かにしなさいと教えてくれているようだった。誰の邪魔にもならないようにしなさいと。
美しい薔薇に惹きつけられるのは、何も僕だけではない。きっと小さな虫たちも惹きつけっれるのだろう。だから、みなが薔薇の美しさを堪能できるように、男の子は常に気を配っているのだった。
2005年7月 静物 東京 | |
薔薇 品川 像 |
No
116
撮影年月
2005年6月
投稿日
2005年07月15日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
品川 / 東京
ジャンル
花写真
カメラ
CANON EOS 1V