口髭を生やした男が道端に腰を下ろしていた。インドを始め南アジアの国では何もせず道端にいる人は多い。ヒンドゥー教の聖地でもあるナシークには巡礼に訪れる人も多いため、道端にいる人は通常の町よりも多いように思える。見ただけでは、巡礼に来たのか、単にブラブラしているのか判別できない。同じなのは、どちらの人も何もしていないということだ。
このときの男もどちらなのかはわからなかった。ただ唇の厚い男だった。近づくと男は疑わしそうに目を細めた。いったい何の用なのか考えているようだ。そうです。ただ単に写真を撮らせてもらいのです。それを伝えると男は何も発せずに一瞥した。
2011年5月 インド 人びと | |
顔 視線 男性 口髭 ナシーク |
No
5440
撮影年月
2010年9月
投稿日
2011年05月07日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ナシーク / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM