他の大勢の地元の男たちと同じように、写真のいかつい顔の男も口髭を生やしていた。ナシークの町でも、男はみな口髭を蓄えているようだ。子供の頃はみなつるつるお肌なのに、成長するにつれ、気がついたら男はみな髭面になっている。これだけ大勢の髭を蓄えた男たちを見ていると、ここでは髭を生やさないことは許されない無作法という扱いを受けてしまうのではないかと思ってしまうし、髭を蓄えていない僕は半人前と思われているのかもしれない。ちょっと嫌だな。
そんなことを考えながらカメラを構えたら、いかつい顔の男は恥ずかしがって視線を逸らしてしまった。外見に似つかわしくなく照れ屋だったようだ。
2011年5月 インド 人びと | |
顔 男性 口髭 ナシーク ごつい顔 |
No
5473
撮影年月
2010年9月
投稿日
2011年05月24日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ナシーク / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM