ムンバイの通りを歩いていると、どこからともなく甘くて爽やかな香りが漂ってきた。香りの先を辿ると、そこには小さなジューススタンドがあった。派手な装飾もなく、看板には英語とマラーティー語が混じって並んでいる。だが、そんな飾り気のなさがかえって、街の空気とよく馴染んでいるように思えた。
スタンドには何人もの男たちが集まり、順番を待っていた。それぞれが暑さのなかで一息つくためにここに立ち寄ったのだろう。誰もが汗を拭きながら、リズミカルに動く店主の手元を見つめている。氷の入ったプラスチックカップが並べられ、甘酸っぱい果汁が注がれていく様子は、見ているだけで喉が鳴る。
2025年6月 町角 インド | |
男性 ムンバイ スタンド |
No
12872
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年06月25日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF