道端のチャイスタンドではクッキーも売られていた

町中を歩いていると、サトウキビジュース・スタンドが目につく中で、チャイスタンドを見つけて少しほっとした。インドといえば、アッサムやダージリンなど、世界的に知られる紅茶の産地がある国だ。そんな国であれば、地元の人々も茶葉を使ったチャイを日常的に楽しんでいてほしい、と外国人としては勝手に願ってしまう。

ちょうど店主がチャイを抽出しているところだった。手前のテーブルを覗いてみると、このスタンドでは紙コップだけでなく、ガラスのコップでも提供しているようだ。テーブルの右端には、使われたらしいガラスコップが数個並べられていた。そして、何より目を引いたのは、その隣の箱に入れられたクッキーだった。どっしりとした存在感がある。

インドではチャイを売るところでは、ほぼ必ずと言っていいほどクッキーも一緒に売られている。甘いチャイとクッキーは抜群の相性で、これを楽しみにしている人も多いのだろう。通勤途中に立ち寄るサラリーマン、あるいは学校帰りの学生たちが集い、チャイを片手にクッキーをつまむ。この光景はインドのどの街や村でも見かけるありふれた日常だ。つまりインド人は総じて甘党だ。

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