インド人が時間さえあればチャイを飲んでいるというイメージは確かに根強い。そしてその光景も街中でよく目にする。チャイのスタンドはもちろん、ポットを抱えて売り歩く人々や、オフィスや路地裏にチャイを届けるチャイワラーが、インドの日常を支えている。
しかし、チャイだけが彼らの飲み物というわけではない。ムンバイを歩いていると、サトウキビジュースのスタンドが目に飛び込んでくる。実際、チャイスタンドと肩を並べるくらいの存在感だ。写真のスタンドでも新鮮なサトウキビをその場で搾ってジュースにしていた。スタンドの横には、立派なサトウキビが何本も立てかけられていて、甘い香りが漂っているように見えた。
インドがサトウキビ生産大国であることを考えれば、この大量消費も納得がいく。それでも、ムンバイだけで一日にどれくらいのサトウキビが消費されているのか想像すると、その量は膨大で、サトウキビが尽きる心配さえしてしまう。とはいえ、インドの広大な土地と気候が、この需要をしっかりと支えているのだろう。
2025年1月 町角 インド | |
ムンバイ スタンド サトウキビ |
No
12767
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年01月18日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF