タニンの町を散策し終えたのでヤンゴンの町へと戻ってきた。のんびりとしていたタニンの町と比較して、この国最大の都市であるヤンゴンは騒々しい。多くの自動車が走り回っていて、歩道には人が溢れている。
タニンからの帰り道はタクシーにした。だから本当はホテルの前まで連れて行ってもらうのがいいのだけれど、なかなかどうしてそれは難しい。別にタクシーの運転手にどこのホテルに逗留しているのかを教えたくなかった訳でもない。運転手は日本語はもちろん、英語も解さない。その一方で、僕はビルマ語を全く解せない。つまり、ホテルの場所がどこにあるのかは分かっていても、どこまでの道を指示できないのだ。結果として、僕は運転手にも容易に理解できるスーレー・パゴダの近くでタクシーを降りたのだった。スーレー・パゴダはこの町のランドマークのひとつだから、カタカナを読む調子で「スーレー・パゴダ」と言えば運転手は理解してくれる。
人混みの中をホテルに向かって歩いていく。突如現れた女性は、頭の上に大きな袋を載せていた。そして、その姿は路面の水溜りに写り込んでいた。
No
11065
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年06月23日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA