ボダナートも同じくネパールにあるスワヤンブナートと同じように境内の中心に巨大な仏塔がそびえている。この辺りでは日本にある仏教寺院と違って、仏塔が仏教寺院の中心にある。たとえ黄金で飾られていたとも、仏像より仏舎利を安置している仏塔の方がずっと大切なもののようだ。
大きな仏塔の周囲をふたりのチベット族の女性が歩いていた。チベット族の衣装はネパールの人と違うのですぐに分かる。もっとも、ここはネパール国内にあるチベット仏教の寺院だ。ネパール国内にいる大勢のチベット難民が参拝に訪れても何ら不思議ではない。
参拝客はみな仏塔の周囲を時計回りに回っている。チベット族のふたりも一定の距離を保ったまま、声を交わすでもなく黙々と歩いていた。ふたりの頭上には鳩が飛んでいた。鳩はここが神聖な場所なことがわかっているのだろうか。いや、分かっていないだろうな。
2013年8月 町角 ネパール | |
仏教 仏教徒 鳩 仏塔 チベット人 参拝客 |
No
7817
撮影年月
2009年7月
投稿日
2013年08月22日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ボダナート / ネパール
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM