満開の桜の下を傘を差した男が黙々と歩いていた

目黒川沿いに咲いた桜の花の下を歩く傘を差した男
桜の花の下に開いた傘
似たような写真

桜の花はすぐに散ってしまうのに、なぜ桜が咲くとが降るのだろう。桜が咲いている期間は短いのだから、その期間は猶予してあげてもいいように思えるのだけれど、毎年桜の時期に雨が降っているような気がする。今年もそうだった。せっかく桜が咲いているのに、空は暗雲に覆われ、足元に水溜りができていた。でも物は考えようだ。好天の時より、雨天の時の方が、わざわざ花見に出かける人が少なくて、余裕を持って花見できるに違いない。この機会は逆にチャンスだと思った僕は雨が降りしきる中、傘を手に目黒川に向かったのだった。

実際、好天だったら人で溢れていたに違いない目黒川沿いも、それほど人が歩いていなかった。自分のペースで花を愛でながら歩けるくらいだった。そして何より良かったのは、雨が降っていたお陰で歩いている人がを差していたこと。見上げれば桜の花が満開で、下には傘の花が咲いている。自然の花と人口の花の共演だった。この組み合わせは写真を撮るのにピッタリで、僕は雨に濡れるのにも構わず、シャッターを切りまくってしまった。

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ENGLISH
2023年6月 町角 東京
目黒

PHOTO DATA

No

12515

撮影年月

2023年3月

投稿日

2023年06月27日

更新日

2023年08月07日

撮影場所

目黒 / 東京

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

RICOH GR III

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