芝生の中を曲がりくねった小径が伸びていた。見ていると、なんだか人生のような気がした。目的地はしっかりと見えているのに、真っ直ぐには辿り着けない。寄り道しながらでないと、そこには辿り着けないのだ。
小径の真ん中に立ち止まっていると、女性が向こうから歩いてくるのが見えた。日傘を差して歩いている。小径の両端には柵が設けられていて、芝生の中には足を踏み入れることは出来ない。この女性も僕と同じようにショートカットすることは出来ないのだった。急がば回れ。この格言はここでも生きているような気がした。
2007年12月 岡山 人びと | |
庭園 小屋 岡山市 小径 傘 |
No
1242
撮影年月
2007年9月
投稿日
2007年12月03日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
岡山市 / 岡山
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V