境内にあった庭園の小径を歩いていると、道の先に男がいるのが見えた。背筋をピンと伸ばした男は急ぎ足で歩いている。
右手に鞄を持って歩いているその男は、なんだか観光に訪れたようには見えなかった。まるで、通勤途中に立ち寄ったかのような雰囲気を漂わせている。そんなことを考えているうちにも、男はどんどんと進んでいく。脇目も振らずに進んでく男は、そのうちに見えなくなった。ひょっとしたら、本当に会社に向かう途中だったのかもしれない。
2006年11月 京都 自然 | |
庭園 京都市 小径 |
No
608
撮影年月
2006年9月
投稿日
2006年11月17日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
高台寺 / 京都
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V