路地の道端に立ち止まっていると、向こうから若い女性が歩いてくるのが目に入った。伏し目がちに歩いているその女性は手にクリーニングを抱えている。おそらくクリーニング屋の帰りに考え事でもしながらここを通っているのだろう。
女性は僕なんて視界に入っていないかのように、カメラを抱えていた僕の横を通り抜けていく。そして、通りすぎる際には日常生活の薫りがしたような気がした。路地にはいつだって日常生活の薫りが漂っていて、それを嗅ぐのは結構楽しい。
2006年5月 町角 東京 | |
路地 中野 若い女性 |
No
436
撮影年月
2006年4月
投稿日
2006年05月31日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
中野 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V