ジャカルタで路地を抜けると少しだけ広くなっている場所に出て、その場所を埋め尽くすようにココナッツが積まれていた。付近にココナッツのお店があるのだろう。でも、目の前に転がっているのは殻ばかりで、肝心の中身はもう何かに使われてしまっているようだ。用済みになったものが山積みになっているのは、それが何であってもどことなく悲しい。
山積みのココナッツの向こうには、上半身裸になった男がふたりいた。紐を引っ張るふたりは、ビニールシートを屋根にしようとしていた。日差しが強くなってきても、避けられるようにしているのだろう。ジャカルタを訪れたのは1月だったけれど、ここは赤道に近い南国だ。1月であっても最高気温は30度を超えるのだ。
ふと、思い立って各月の平均最高気温を調べて見た。ジャカルタは1年を通じて30度を少し超えるくらいだ。一番暑い5月でも33度だ。東京で一番暑い8月は31度で、ジャカルタの8月の最高気温は32度であることを考えると、夏にジャカルタに来たら暑さは東京とあまり変わらないのかもしれない。
2020年5月 町角 インドネシア | |
路地 ココナッツ 電線 ジャカルタ 上半身裸 |
No
11528
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年05月16日
更新日
2023年09月05日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF