いい天気だった。柔らかな日差しだ。でも、歩いていた道には日差しはあまり入ってきていなかった。道の両脇に建っているビルに遮られてしまっている。路上には日向と日陰のまだらになっていた。そして、人びとがまだら模様の中を歩いている。
道往く人々を眺めていると、日陰でシルエットになっている人もいれば、日向でスポットライトを浴びているような人もいる。このような状況で、街路樹はいつが昼間で、いつが夜なのか判断が付くのだろうか。人間と違って、街路樹は日向を求めて動くこともままならない。ひょっとしたら、夜がとても長い場所だと思っているのかもしれない。
2017年7月 町角 東京 | |
日本橋 歩行者 シルエット |
No
10221
撮影年月
2016年12月
投稿日
2017年07月22日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
日本橋 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA