川辺の木の下に男が腰を下ろしていた。ここで働いている人なのだろう。編笠を被っている。ここは観光名所である美観地区のど真ん中だ。だから男はその昔ながら町並みの雰囲気を壊さないように、わざと古めかしい編笠を被っているのだろう。雰囲気作りというのは大切だ。
男はそこで休んでいるようだ。両肘を膝の上に突いて、ぼんやりと倉敷川の水面を眺めている。何をする訳でもなく、ただただ眺めている。そして、水面はただただ穏やかに揺らいでいるだけだった。
2007年12月 町角 岡山 | |
編笠 倉敷 休息 河川 木 |
No
1286
撮影年月
2007年9月
投稿日
2007年12月25日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
倉敷 / 岡山
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V