ヤンゴン中心部の道端に腰を下ろしていた年配の女がセーボレイと呼ばれる葉巻を吸っていた。目を閉じて吹かす姿は悦に入っている。美味しそうだ。
ミャンマーではクーンと呼ばれる噛み煙草が普通の煙草よりもずっと好まれていて、町のあちらこちらで売られている。そのクーンと同じくらい葉巻を嗜んでいる人も多いのだ。面白いのは性別に関係なく、嗜んでいる人が多いこと。町を散策していると、ゴツい葉巻をくゆらせている女性を目にするのもそれほど奇異ではない。
一般的な紙巻タバコは外国産が多く値段が比較的高い一方で、葉巻は一本一円程度で買える。紙巻タバコよりもずっと安いから吸っている人が多いようにも思える。いずれにしてもミャンマーの人はよく噛みタバコを噛み、噛みタバコを吸い、葉巻を吹かす。四六時中、口に何かを入れていないと寂しく感じてしまうのではないかと思ってしまう。
2014年12月 ミャンマー 人びと | |
葉巻 老婆 喫煙 ヤンゴン |
No
8959
撮影年月
2010年2月
投稿日
2014年12月16日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM