競り市にいた男はバナナの競りよりも、カメラに興味があるようだった
コルカタを歩いていると果物市場に出くわした。道路脇にはびっしりとお店が並んでいる。単なる露天市かと思っていたのだけれど、ちょっと様子は違っていて、市場の一区画に競り市まで設けられているような市場だった。ここで競りの対象になっているにはバナナだった。バナナが幾つも付いた大きな房が次から次へと競り市に運び込まれている。
水玉模様のシャツを着た男はバナナの競り市で働いていたひとりだ。でも、男は競りには参加していない。目下の関心の的は、どのようなバナナを競り落とすのかということではなく、僕のカメラにどのように写るのかということのようだった。男がカメラを見つめている間も、後ろの方では粛々と競りが行われている。
| 2011年11月 インド 人びと | |
| 競り市 果物 コルカタ 口髭 水玉 |
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PHOTO DATA
No
5920
撮影年月
2011年7月
投稿日
2011年11月22日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM
